• コラム

2015年2月10日 | 日本

AFCチャンピオンズリーグ2015開幕!日本勢はまず敵を知るべし!

アジアNo.1クラブの称号と、FIFA世界クラブ選手権出場を目指す戦い、『AFCチャンピオンズリーグ2015』が4日、開幕しました。

現在はプレーオフが進んでいて、Jリーグの3クラブが出場するグループリーグは、2月24日から。各グループ残りの1枠を争うプレーオフの注目は、Jリーグ4位でプレーオフ出場権獲得となった、柏レイソルの対戦相手がどこになるか?ということですが、おそらくタイ・プレミアリーグ2位のチョンブリーFCになるだろう、というのが大方の見解です。

2008シーズン以来、Jリーグ勢が優勝から遠ざかっていることは、もはや周知のとおり。日本代表の各カテゴリでの敗退もあり、このままではアジアにおける日本サッカーのプレゼンスは本当に危機的状況です。自分たちよりサッカーが弱い国にノウハウを求めたり、統括組織の長に座ってもらおうと考えたりする、というのは、普通の感覚では「No」となるわけです。


ACL敗退の原因は、いろいろ言われます。


過密日程、練習時間の不足、優勝賞金、ホテルの設備、グランドの芝…?

しかし、条件は全てのクラブが同じ。いやむしろ、タイやベトナムのクラブは、移動や宿泊の面で、もっと悪い条件で戦っています。


ACLは儲からない…?

社会環境が異なるので単純な比較はできませんが、カンナバーロ監督就任で盛り上がっている、お隣中国の「広州恒大足球倶楽部」を見てみましょう。

広州恒大は2013年のACLチャンピオンです。


・ACL勝利ボーナス        :1億円(勝ち点3の場合)

・ACLホームゲームチケット収入  :9億円(ACL2013決勝、ホームゲーム1試合)

・ユニフォーム胸スポンサー       : 16.5億円(優勝した翌2014シーズンの契約料)


リスクを取りつつも、ACLを活かしているといえます。


almonfoto / Shutterstock.com


ファンの間でも、もちろん関係者の間でも、もう何年も前から、「ACLに力を入れなくてはダメだ」と囁かれてきました。

しかし結果がなかなか付いてきません。なぜか?

簡単にいえば、他チームの強化が進んでいるからです。


一方で、日本のJリーグが持つ、指導者やファンを含めた、サッカー文化の裾野の広さ、総合力では、間違いなく他国に勝るものがあります。

各出場チームのサポーターには、ぜひ対戦国に飛んで、チームを支えるとともに、アジアサッカーの隆盛を実感してもらいたい。


孫氏も言っていますね。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
私たちは、まずアジアのサッカーを知ることが大切です。


今季は、柏レイソルがチョンブリーFCに勝利しプレーオフを勝ち抜くことで、大きなチャンスが生まれます。2008年優勝のガンバ大阪、2007年優勝の浦和レッズ、ACLの経験豊かな鹿島アントラーズ、同じくACLの経験があり、アジア展開にポジティブな日立をメインスポンサーに持つ柏レイソル。

東地区の4グループそれぞれに、これら4チームが入り、各グループで2位以内を確保できれば、ラウンド16で潰し合いが起こる可能性はあるものの、Jリーグ勢のベスト8進出は明るいものとみられます。


満員のスタジアムで、Jクラブが優勝トロフィーを掲げる姿を楽しみにして、応援を続けたいですね。


(アジアサッカー研究所/長谷川)