• コラム

2015年11月4日 | シンガポール

W杯予選シンガポール戦アウェイ現地観戦者向けシンガポール観光ガイド

シンガポールへようこそ!

10641245_10154583584515587_2408218360422085222_n
2015年11月12日に、シンガポール代表と日本代表の一戦がシンガポールで開催されます。経済で著しい発展を遂げているシンガポールに昨年完成した新国立競技場(National Stadium)は55000人を収容し、天然芝グラウンドを持つ巨大スタジアムです。(※2005年のW杯予選でシンガポール代表が日本代表と対戦した際には、人工芝で収容人数は8000人)

現地にスタッフを配置する当アジアサッカー研究所としても、アジアの熱気とビジネスチャンスを多くの日本人に見て欲しいと考えており、この機会に「アジアの首都・シンガポール」を楽しんでもらうために、観光ガイドを作成しました。
これを機に、1人でも多くの方にシンガポールへお越しいただき、そして、急発展するアジアへの良い印象と、良い意味での日本への危機感を抱いていただければと思っています。

空港からの市内へのアクセス


シンガポールの空港は1つ。「チャンギ(Changi)空港」です。


■ 電車の場合
空港から市内までは電車で繋がっています。「MRT」と呼びます。シンガポールのMRTなので「SMRT」と書いてあることもありますが、基本的には「MRT」が一般呼称です。
Train System Map Aug 2014 large
空港から市内まではMRTに乗って30−45分くらいです。(もちろん行き先にもよりますが)
どこでもだいたい2ドル(約170円)くらいで行けます。
MRTの乗り場は空港ターミナルから直結してます。
だいたい10分に1本の間隔で運行しています。3つ目の駅「Tanah Merah(タナメラ)」で、向かいのホームに乗り換えます。
「Joo Koon」行きに乗ってください。
この先は、行き先によって乗り換えが必要です。
キップですが、日本で言うところのSuica/Pasmoみたいなものがあります。「EZ Link(イージーリンク)」カードといいます。
駅の窓口で12ドル(1000円程度)で購入でき、最初には7ドル分のお金が入っています。(5ドルはカード代です)
使い方はSuica/Pasmoと同じです。駅のキップ販売機でチャージもできます。


もちろんワンタイムのキップを購入することもできます。割高なのと、めんどくさいので、何回か乗ることが分かっている人はEZ Linkを購入することをオススメします。
ちなみにシンガポールはバスが網の目のように走っていて、しかも安いので便利ですが、一般旅行者にはわかりにくいので向かないでしょう。


■ タクシーの場合
シンガポールのタクシーは、高い物価に比べれば安いです。日本と比べても格段に安いです。
空港から市内までも30分ほどで到着しますが、25ドル-30ドル(約2500円)くらいです。複数人で乗るならさらにお得でしょう。
ただし、深夜割増料金、ピーク時間割増料金、特別指定場所追加料金(空港、マリーナベイサンズ、セントーサなど)もあるので、思いの外値段があがることもあるので注意。最大でメーターの1.5倍以上にもなります。
当然ながら英語も通じますし、ごくまれに日本語を話せるドライバーもいます。すごくいい人もいれば、ぶっきらぼうな人もいます。ぼったくりのようなものはほとんど聞いたことがありません。
多くのタクシーで現金またはVISA以外のクレジットカードが使えます。カード利用可否は乗車前に確認したほうがいいでしょう。
だいたいエアコンでむちゃくちゃ寒いですので、勇気を持って寒いと伝えましょう(笑)
空港にはタクシー乗り場(シンガポールではTaxi Stand(タクシースタンド)と呼びます)がありますので、そこから乗ってください。時間によっては長蛇の列になる場合もあります。
市の中心部では一般路上ではタクシーを拾えないルールになっています。1ブロックに1つくらいタクシースタンドがあるのでそこで乗らないと止まってくれません。市の中心部を離れれば大丈夫ですが、どこまでが中心でどこからが郊外という厳密な区分はなさそうです。


・スタジアムへのアクセス
シンガポール戦が行われる会場は、National Stadium(ナショナルスタジアム)です。その名も「Stadium」という駅が最寄りになります。


これは「サークルライン」という環状の地下鉄路線(黄色の線です)にあります。競技場はその駅のほぼ真上にあります。
(チャンギ空港から乗れるEast Westライン(緑色ライン)からは一度乗り換えが必要です。Paya Lebar(パヤレバ)駅で乗り換えます)
また、同じサークルラインで「Mountbatten(マウンドバッテン)」駅まで600m歩けば行くことができますし、
East Westライン(緑色)の「Kallang(カラン)駅」も同程度の距離で歩けます。East Westラインで都心部まで戻る場合は、これが得策かもしれません。
また、上記のタクシーの記載通り、タクシーは便利です。スタジアム周辺にタクシー乗り場も3つあります。ただし、試合後は大変混雑するのでどの程度利用が現実的かは未知数です。


インターネットへの接続方法・Wi-Fi環境
シンガポールは先進国です。携帯電話はどこでも通じると思ってください。日本から持ってくる国際ローミング可能な電話でも基本的にどこでも通じます。
ただし、他の東南アジアと比べて無料のWi-Fiスポットは限られています。日本に近いと思ってください。
ゆえに、モバイル機器へのインターネット接続については、以下の方法をお勧めします。


1) SIMフリーケータイを持ってきて、シンガポールのSIMカードを買う
Apple Storeで購入するiPhoneをはじめ、いまSIMフリー(正確に言うとSIMロックフリー)のケータイ端末が多くあるかと思います。
その端末に現地のキャリアのSIMカードを挿入して使うのが良いと思います。
現地の電話番号も手に入り、現地で知り合った人や友人、日本から来た仲間同士と電話連絡する際にもお互い便利です。(国際電話料金がかからないため)
シンガポールには通信キャリアが3社あります。
A)  Singtel社 (シングテル)
B)  StarHub社 (スターハブ)
C)  M1社 (エムワン)
日本のイメージに当てはめると、
Singtel (シングテル):ドコモ
StarHub (スターハブ):au
M1 (エムワン):ソフトバンク
という感じで思ってもらって構いません。
値段やサービスは各社誤差がありますが、だいたい20ドル〜30ドルくらいでSIMカードが買え、いくらかクレジット(利用可能額)が入っているタイプがあります。最近は旅行者用のリーズナブルなプランもあるようです。
データ通信の利用プランも各社まちまちですが、例えばSingtelであれば、1週間使える1GBのもので、7ドル(約600円)です。
空港の到着ロビーにショップが並んでいますし、街中の商店などでも売っています。購入にはパスポートが必要になります。
プリペイド型なので、残高が無くなれば、商店などでチャージカード(top-up:トップアップと言います)を買ったり、セブンイレブンのレジで直接チャージしたりできます。


2) 日本の通信キャリアの国際データローミングサービスを利用する
他国と同様、シンガポールでも国際ローミングができます。日本のキャリア各社で微妙に値段も異なるでしょうから、個別に確認してみてください。
おそらく各社1日2000円前後かと思われます。滞在が1日や2日であれば、これを利用するのもそんなに損ではないでしょう。
ただ、電話を使うとしたら割高になってしまいます。LINE通話などができるならその方が良いでしょう。


3) レンタルポケットWi-Fiルーターを借りる
日本出発前にレンタルポケットWi-Fiルーターを借りてくるのも良い手です。荷物が増えてしまうことがネックではありますが、金額も各社多少の差はあれ、だいたい1日600円とか700円くらいで借りれます。
ただし、今回はシンガポール向けがかなりの数まとまって出るのではないかと推測され、在庫切れになるかもしれません。そこは前もって予約をしておくのがオススメです。ちなみに、シンガポール側でも借りることができます。空港でもレンタルを受け付けています。金額はほぼ同等です。


現地の携帯電話
上記のインターネット同様ですが、現地のSIMカードをSIMフリー携帯に入れるのが一番良いです。ただし、当然ですがその場合、その電話では日本の番号は通話できませんので、もし日本の番号で電話をしたり受けたりする場合は、別途携帯端末を用意しておく必要があります。
ちなみに、シンガポールの電話番号の国番号は、65です。日本からかける場合は、「+65-XXXX-XXXX」となり、現地では下8桁のみでもかかります。


◎ ホテル
シンガポールの物価の高さの象徴のひとつがホテルの宿泊費です。一説によると、お金のない変な観光客を迎えたくないので、政府がホテル料金を高めにコントロールしている、という話があるくらいですが、実際には土地代の高さと、ホテル免許が限られていることが原因かと推測されます。
中級ホテルでも1泊10000円はくだらないでしょう。税金込みで、15000円は覚悟したほうがよいです。

さて、そんな中でも探せば安いホテルはそれなりにあります。ただ、高いお金をかけて飛行機で日本から来られるのであれば、豊かなホテルライフをエンジョイされるのも良いかとは思います。
P1070140

どうせならこんなホテルはいかがでしょうか。

あえて安いホテルを探してみるとしたら、こちらのサイトを参考に。
Top 10 Hotels in Singapore below $100

また、キレイなカプセルホテルもあります。
http://thepod.sg/


◎ 観光スポット
弾丸ツアーでブラジル戦だけを観に来られる方もいるかもしれませんが、多くの方がシンガポール観光も楽しみにしているのではと思います。
詳細な観光情報は旅行情報誌やサイトにお任せして、ここでは写真と簡単な情報を紹介していきます。
A グルメ

1)レストラン

・マンダリンオーチャード チキンライス
P1070249
シンガポール料理の代表格であるチキンライス。
値段こそすれど、シンガポールで一番のチキンライスはどこ?と聞かれればだいたいここです。
30ドルは覚悟しておいたほうがいいです。ボリュームもかなりあるので他の品はオーダー不要です。
http://www.meritushotels.com/mandarin-orchard-singapore/dining_71-ja.html

※ちなみに多くのレストランにおいて、10%のサービス料と7%のGST(消費税)がかかりますので、メニュー表の金額よりさらに高くなります。


・ブントンキー(文東記/Boon Tong Kee)


もう少し値段を落としておいしいチキンライスを、、、ということであれば、
このお店。
http://www.boontongkee.com.sg/


・マリーナベイサンズ内のレストラン群


マリーナベイサンズの周辺にはおしゃれなモールがあり、レストランもたくさん。
ベイ沿いのレストランからは超高層ビルの夜景も楽しめます。
http://jp.marinabaysands.com/dining-jp.html


・One Fullerton(ワン・フラトン) エリア


マーライオンがいるエリアです。ここからは上記のマリーナベイサンズの夜景が楽しめます。
ここにもたくさんレストランがあります。
http://thefullertonheritage.com/promotions-events/venues/one-fullerton


・ペーパーチキン 「ヒルマンレストラン」


店のお客さんの9割が日本人といっても過言ではない、定番の中華レストラン。
紙に包んで揚げられた「ペーパーチキン」という料理が名物です。
最近は大阪にも出店しました。
http://hillmanrestaurant.com/


・スイスホテル屋上のレストラン「イークィノックス」


マリーナベイと金融街の超高層ビルが一望できる絶好のロケーション。
それなりの金額はしますがオススメです。19時ごろの日の入りに合わせて入店すると、昼と夜のシンガポールの姿が楽しめます。
http://www.swissotel.jp/hotels/singapore-stamford/dining/equinox-restaurant/


2)ホーカーセンター
シンガポールには安価な食堂もたくさんあります。屋台や露店の集合体という表現がいいのかもしれませんが、
それらをホーカーセンターと呼び、いろんなエリアに点在していて、いつも地元の人でにぎわってます。
レストランの半額以下でかなり大衆的です。


・ラオパサ

金融街のど真ん中にあり、観光地としても有名です。富裕層の金融マンたちもこの格安露店に食べにくるのが不思議。
最近リノベーションされ、小奇麗になったのが観光客的にはモノ足りませんが、「汚いところはちょっと・・・」という方には向いてます。
インドネシア風焼き鳥の「サテー」で有名なサテーストリートも隣接していて、夜は煙に包まれ、風情があります。


3)バー
ナイトスポットも充実しているシンガポール。普段は短パンにサンダルなど、ラフな格好が許されますが、
バーは場所によってはドレスコードがあるので要注意。男性は特に。
下記は人気なので予約をしておいたほうがベター。


・ロングバー


かの有名なラッフルズホテルの敷地内にある老舗のバー。カクテル「シンガポールスリング」の発祥の地と言われています。
お通し的に出てくる落花生の皮を床に捨てながら食べるのが名物になっています。


・1 Altitude


金融街の超高層ビルの中で最も高いビルの屋上に位置するループットップバー。
屋上なので360°シンガポールの夜景を一望できます。マリーナベイサンズをも見下ろすことができます。
クラブっぽいので音楽がだいぶ激しい時も。


・Lantan
P1080367
フラトンベイホテルの屋上にある大人な雰囲気のバー。
エレベーターのドアが開くと視界に広がるプールの美しさにため息。
湾沿いの席からはマリーナベイサンズを臨みます。


B エンタメ

・マリーナベイサンズ


ホテルやカジノ、ショッピングなどの総合リゾートですが、そのものを観に行くのも悪くはないかも。
有名な屋上のプールは宿泊者のみしか入れませんが、隣接する展望台は一般客も入場可能です。
近隣をセグウェイで回るツアーもやっています。


・ボートクルーズ
IMG_1919
クラークキーから出発して、マリーナベイをぐるっと一周する遊覧船。
飲食等はできませんが、マーライオンや高層ビル、マリーナベイサンズなどのシンガポールの街並みを湾から眺めることができます。


・カジノ
IMG_6410
シンガポールには2つのカジノがあります。1つはマリーナベイサンズ。もう1つはセントーサ島にあります。
年齢制限もあるので注意。パスポートは要携帯。


・ユニバーサルスタジオ
セントーサ島にあります。子ども連れであれば、重宝するかもしれません。


・水族館・動物園・植物園・博物館
水族館は東南アジアナンバーワン。セントーサ島にあります。
その他、各地に博物館や動物園、植物園も充実しています。


・アルビレックス新潟S
シンガポールには、Sリーグというプロリーグが存在しますがそのSリーグに
「アルビレックス新潟」のシンガポールのチーム、その名も「アルビレックス新潟シンガポール」というチームがあります。
IMG_1087
http://www.albirex.com.sg/ja/
なんと日本代表戦の翌日11月12日にアルビレックスのホームゲームがあります。現地時間19時半キックオフ予定。
最寄り駅はEast Westライン(緑線)の「Chinese Garden(チャイニーズガーデン)駅」。都心部からMRTで20分くらいで、駅からは徒歩圏内です。


◎ 気候・服装・くつ・雨具
シンガポールは常夏です。試合が行われる11月12日は一応、雨期になります。この原稿を書いている11月4日の時点では雨期らしさをあまり感じていません。雨期では通常ですと、一日中雨が降っているわけではなく、多くの場合はスコールのような土砂降りの雨が1−2時間降り続けることになります。たまに日本のようにシトシトと長時間降る場合もあります。ですので、基本は雨に濡れても良いようなラフな格好(靴も)が望ましいです。ただし、高級レストランやバーなどのドレスコートがあるところには注意したいのと、電車やバスを含む屋内は冷房が相当効いてますので、長袖やショールのようなものを持参しておくことを強くお勧めします。雨が多いので雨に濡れなくてもいいように設計されているところも多いですが、心配であれば折り畳み傘を持参すると良いでしょう。
スタジアムは開閉式ドームになっていますが、当日がどのようになるかは不明です。一度開いた屋根は閉めるのには10分くらいかかります。ただし、空いている状態でも座席の95%は屋根に覆われています。(横なぐりの雨には耐えられないと思いますが)


◎両替・お金
現地通貨はシンガポールドルです。1シンガポールドル(「S$」または「$」で表記されます)は約85円。両替やカードの手数料を考えると、90円くらいで計算しておくと適当です。コンビニやタクシーを含む多くの場所でクレジットカードが利用できます。(VISA/Masterが一番カバーされてます。ただし、VISAはタクシーでは使えません)
クレジットカードは日本ではあまり見慣れない暗証番号方式のものが多いので、4桁の暗証番号をしっかり覚えていくと良いでしょう。分からない場合はサイン方式にしてくれるとは思いますがコンビニやタクシーでは相手にしてくれない可能性も高いです。


◎チケットの入手方法

下記の現地のウェブサイトでオンラインで購入できます。プリントアウトして持っていけばそのままチケットになります。
http://www.sportshub.com.sg/sportshubtix/Pages/FIFA-WCQ-2015-SG-JPN.aspx


◎「キャプテン翼」作者 高橋陽一氏 シンガポール来訪イベント「ボールはともだち」SJ49 シンガポールツアー2015

150911_12411/10-12の間、キャプテン翼の作者・高橋陽一先生がシンガポールを訪問します。現地でサイン会やトークショーを行う予定となっております。詳しくは下記リンクを御覧ください。
http://ja.ifaf.asia/news/2273

併せて、11/5-11にはシンガポールの障がい者サッカーチームへのインターネットチャリティオークションを実施します。通常は手に入らない、高橋先生直筆の翼くんイラスト入り日本代表チームのユニフォーム&シンガポール代表ユニフォームなどが出品されております。詳しくは下記リンクまで。
http://ja.ifaf.asia/news/2134


では存分にシンガポールそしてアジアをご堪能ください。

※本コラムは昨年のブラジル戦の際に書いたガイドコラムを改訂して寄稿しています。

(アジアサッカー研究所/四方)