• コラム

2015年1月6日 | オーストラリア

【特別インタビュー】NZのアマチュアクラブから世界3位へ/オークランドFC岩田卓也選手

10901567_1529204870687322_1497706080_o昨今、東南アジアでは多くの日本人プレーヤーが増えてきたが、日本人選手の移籍先として、欧州などのトップリーグ以外への選択肢として豪州やニュージーランドへ活躍の場を求めて海をわたる選手も少なくない。

今回はアジアカップに出場する日本代表のキャンプの一環として組まれたオークランドFC(FIFAクラブワールドカップで世界3位に輝いた、ニュージーランド・オークランドを本拠地とする世界最強のアマチュアクラブ)との対戦を前に、特別インタビューとして、同チームに所属する岩田卓也選手のインタビューを行った。

欧州などのトップリーグを目指すプレーヤーが多い中、オーストラリアやニュージーランドへ渡り、世界3位を成し遂げ、また母国日本代表と対戦することになった岩田選手に心境を聞いた。
(※インタビューは日本代表vs オークランドFCの試合が実施された1月4日以前に英語で行われました。本記事は日本語に翻訳したものになります)


away-13409


Q: 日本での子供時代について教えてください。何があなたをサッカー選手になりたいと思わせたのですか?子供時代の日本人の人気選手は誰ですか?

岩田卓也選手(以下、岩田): 友達とサッカーをし始めたのがきっかけでした。特に試合をすることが好きでした。そして、将来は海外もしくは日本でサッカー選手になりたいと思うようになりました。三浦知良選手が人気で、彼は日本代表として活躍し、さらにクラブチームでもクラブワールドカップ予選に出場し、活躍していました。三浦知良選手を見て、いつか彼みたいになりたいと思っていました。


Q: FC岐阜を離れ、オーストラリアのクイーンズランドでプレーした時、オーストラリアサッカーをどう思いましたか?また、サッカーのスタイルを比べるとどう思いますか?

岩田: 日本でプレーしている時は、試合中に制約が多いと感じました。でもEdge Hill Unitedでプレーした時、彼らは自分の事を迎え入れてくれて、私は海外でプレーすることももっと楽しむようになりました。 Edge Hill Unitedはローカルリーグで、自分がプレーしていた日本のクラブほど試合のレベルはあまり高くありませんでしたが、私は子供に戻ったかのようにサッカーに集中出来ました。サッカースタイルに関して、オーストラリアとニュージーランドは、ラグビーの試合のようにボディーコンタクトが強いです。


Q: オーストラリアとニュージーランドを今まで楽しめていますか?

岩田: オーストラリアとニュージーランドでプレーしている間は、他の仕事もしていましたので、毎日とても忙しかったです。でも休日は友達とカフェに行ったりしてリラックスしたり、楽しんでいます。


image 4Q: 何人かの日本人選手は欧州でプレーしています。でも近年では多くの日本人選手がシンガポール等の東南アジアの国を選んでいます。将来的に、多くの日本人選手はオーストラリアやニュージーランドでもプレーすると思いますか?また、オーストラリアはアジアカップやACLで変わってきていますか?

岩田: 多くの日本人選手が海外でプレーするようになったので、今後も海外でプレーする選手は多くなると思います。私がオーストラリアに来てから、多くの日本人選手がプレーしに来ています。ニュージーランドでもプレーする選手が毎年増えています。オーストラリアがアジアカップやACLに参加することで、良い方向に少しずつ変わってくるかも知れません。


Q: 近年のクラブワールドカップトーナメントであなたが唯一の日本人選手だと知っていましたか?あなたがプレーしている時に、日本を代表しているような気持ちになりましたか?

岩田: はい。私が唯一の日本人選手だと知っていました。自分がプレーしている時に、アジアを代表する事も考えていました。日本人として、代表している気持ちはありましたので、多くのサポーターの記憶に残るようになろうと思っていました。



image 2Q:  12月はあなたのキャリアの中でも大きな試合だったと思いますが、クラブワールドカップで3位になった時の気持ちはどうでしたか?

岩田:  小さい頃からテレビで見ているような世界だったので、私はまだ起きたことが信じられません。そして子供の頃からここでプレーするのが夢だったので。オークランドFCが3位になったことは誇りに思います。選手としてだけでなく、人としても人生において大きなチャレンジでした。


Q: 1月4日に親善試合として日本と試合をするのはどんな気持ちですか?いままでに日本とプレーして倒したいと思ったことはありますか?

岩田: 今ではクラブワールドカップでプレーする事や日本と試合をするのは僕だけではありませんが、考えた事もありませんでした。驚くような事が沢山あり、これは良い経験になると思います。そして今回は得るものの多い試合になると思います。


Q: オークランドFCと日本代表戦について、何が1番難しいと思いますか?あなたはサムライブルーのファンでもあると思いますし、何かチームメイトに対してアドバイスをしましたか?

岩田: 私は今まで、日本人チーム以外とプレーしてきましたので、正直に話すと日本と試合するのは簡単ではないです。私の考えでは、日本のプレーは柔軟な動く事ができ、テクニック力があると感じます。選手が試合中にマークされ続けてしまうと危ないです。また、日本は多くのチームと様々な国で試合をしている経験がありますが、オークランドFCはこのような経験がありません。僕たちは、自分たちのレベルに気が付かされると思います。なので僕たちは、クラブワールドカップの試合と同じように考え、真剣にプレーしないと行けません。まだチームメイトにはアドバイスしていませんが、監督が研究してきた戦略を信じます。

Q: オークランドFCの強みはなんですか?また日本をどう脅かすと思いますか?守備と攻撃、どちらに強みがありますか?

岩田: 僕たちは、クラブワールドカップでプレーしてきたようにプレーするだけです。相手を脅かすのは、強い守りと運動量です。これらで強い守備力から攻撃も仕掛けていきます。

image 3Q: セスノックの試合では会いたい日本人選手はいますか?そして彼と試合後、実際に会いたいですか?

岩田: 共通の友達もいるので、1番会いたい選手は岡崎選手です。 あとは長友選手に会いたいです。同じポジションなので。もし時間があるのであれば、試合後に他にも多くの選手と話してみたいです。


Q: オークランドFCはクラブワールドカップの歴史とニュージーランドに名を残しました。トーナメントの後、帰国してからはどんな感じですか?自分が祝福されていると感じましたか?

岩田: オークランドFCだけでなく、ニュージーランドにとっても、今回のクラブワールドカップは良い影響を与えていて、今後のサッカーの発展にも影響してくるでしょう。もし日本に帰国していたら、祝福されていると思いますが、ニュージーランドは小さな国なので、有名になった感じはありません。でも、多くの人がTakuya IwataがオークランドFCでプレーしている事を知ったと思います。

Q: 今後もオークランドFCでプレーしたいですか?もし他のオファーがあれば、日本も含めて移籍も考えますか?

岩田: オークランドFCは私にとって家族のようなものなのでここでプレーし続けたいと思います。でも将来的に、他の国のクラブからオファーを受けたら考えるとは思います。なぜなら、色々な国で、色々な人とプレーするのが私の夢だからです。

(アジアサッカー研究所/JG、黒澤)