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2015年2月10日 | インド

注目のインド「Iリーグ」、2014-15シーズンが開幕/日本人選手の活躍にも期待

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世界の往年のスーパースターが多数参戦し、昨年末に第1シーズンが閉幕したインディアン・スーパーリーグ(ISL)の興奮がまだ冷めやらぬ中の2015年1月17日、今季で8年目を迎えるIリーグ がインド各地で開幕した。

開幕節の第一試合では、北ゴアにあるファトルダスタジアム(Fatorda Stadium/ホーム:サルガオカーFC)で、サルガオカーFC ( Salgaocar FC )とプネFC (Pune FC) が対戦し、同日行われた第二試合では、昨年の王者であるベンガルールFC (Bengaluru FC) とデンポスポーツクラブ (Dempo Sports Club) がバンガロールフットボールスタジアム (Bangalore Football Stadium/ホーム:ベンガルールFC) で対戦し、どちらの試合も引き分けとなった。

そこで今回は、開幕したてのIリーグの概要を紹介していく。


【リーグ概要】

Iリーグは、2007年に設立され、チーム数は11チーム。主に、サッカーが盛んと言われる、ゴア周辺、コルカタ、マニプール地域にチームが集中している。シーズンは、1月〜5月まで開催され、ホームアンドアウェイ方式で各チーム20試合が行われる。優勝チームには、賞金約1300万円と、AFCカップの出場権が与えられる。外国人枠は3+1で、AFC枠を採用している。昨年までの平均観客動員数は、5,600人程であり、選手の平均年棒は、約800万円〜1,100万円。Iリーグ公式Webサイトはこちらhttp://i-league.org/


Iリーグは、インドの国内トップリーグとして2007年に設立されたが、インドプロサッカーの歴史の始まりはIリーグ設立よりも10年ほど前に遡る。1996年にIリーグの前身であるナショナルフットボールリーグ (National Football League) がインドサッカー界の期待を背負って誕生したが、当時の未熟なインフラやクラブ側による給料未払いなど様々な問題が起こり、その実情を苦慮した全インドフットボール協会がトップリーグの再編が必要と判断し、2007—2008シーズンからIリーグとして、現在の外国人枠の規定などを盛り込んだ新リーグを発足した。


【日本人選手について】

現在I-leagueでは、3人の日本人選手と、日系インド人含めて4選手が活躍している。


遊佐 克美/Katsumi Yusa(Mohun Bagan)

1988年8月生まれ、福島出身であり、身長168cmの攻撃的MF。

以前の所属チームには、サンフレッチェ広島、ツェーゲン金沢、FC岐阜などがある。2011年よりI-leagueにてプレー。


松ヶ枝 泰介/Taisuke Matsugae (Mumbai)

1982年12月生まれ、香川出身であり、身長173cmのMF。2004年の全日本大学選抜に選出されている。

ジェフユナイテッド市原・千葉、ブラウリッツ秋田など。2013年よりI-leagueにてプレー。


末岡 龍二/Ryuji Sueoka(Pune F.C.)

1979年5月生まれ、山口出身であり、身長169cm。MF,FWをこなす。

日本のアルビレックス新潟からシンガポールの国内リーグであるSリーグに5年ほど在籍し、バンコクにてプレーした後、2009年よりI-leagueに在籍している。


和泉 新/Izumi Arata (Pune F.C.)

インド国籍のプレーヤーであり、日本人の母、インド人の父を持つ。

1982年7月生まれ、山口県彦島出身。身長176cmでMF/FWをこなす。

以前の所属チームは、シンガポールのアルビレックス新潟・シンガポールや日本の三菱水島FCなどがある。現在は、プネFCに所属。

また、2010年にインド人女性と結婚、2012年には、インド国籍を取得しており、2013年の国際親善試合に、インド代表として招集された。現地のメディアによると、外国出身のインド代表入りは和泉が初めてだと言われている。


ISLの熱狂がさめやらぬ中始まったIリーグ、日本人選手の活躍にも目が離せないが、観戦者やスポーツライターの記事によると、やはり人気、観客動員数には差があるようで、スーパーリーグの人気がIリーグへそのまま継続されている訳ではなさそうだ。やはり、メディアへの露出、スポンサーの後押しによるプロモーションなどもIリーグでは不足していることは明らかであり、スーパーリーグとの連携をいかにとって国内リーグを活性化していくかが重要である。


(アジアサッカー研究所/伊藤)