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2015年2月13日 | インドネシア

フットサルのFリーグもアジアへ!!先鞭をつけるのはバルドラール浦安

2月12 日(木)、Fリーグ(日本フットサルリーグ)とバルドラール浦安から、同リーグで初の試みとなるインドネシア遠征の実施が発表された。バルドラール浦安は4 月11日(土)、12日(日)に、ジャカルタでフットサルインドネシア代表と対戦する予定だ。

<バルドラール浦安ウェブサイト>
http://www.bardral-urayasu.com/news/2015/02/post-656.html

アジア各地域で社会貢献活動を行うNPO法人クロスワイズとの共同で、国際文化交流を目的としたツアーとなっており、ツアースポンサーはインドネシアへの教育事業展開を視野に入れるベネッセ。企業のCSR 活動と東南アジアで大人気のフットサルとを組み合わせた、アジア進出の足がかりをつかむモデルプランのようなフォーマットである。

赤道に近い東南アジア各国は、年間を通じて非常に暑い地域。オープンエアで行われるサッカーと異なり、屋内競技であるフットサルは、特殊な気候との親和性が高いこともあってFIFAはこの地域をフットサル普及戦略の重点エリアとして考えている。


ジャカルタ市内の民間フットサルコート。20m×40mの国際規格の樹脂製ピッチもある。

ジャカルタ市内の民間フットサルコート。20m×40mの国際規格の樹脂製ピッチもある。


サッカーの盛り上がる東南アジアでは、同時にフットサルも盛り上がりを見せている。どこの国に行っても、日本で見られるような民間フットサル施設がそこかしこにある。浦安の遠征するジャカルタ市内のフットサルコートは、どこも夜の24 時まで営業、ウィークデーも予約が満杯という状況だ。

これはまるで、日本が1998年のワールドカップ初出場、2002年のワールドカップ自国開催を契機に、民間フットサル施設がうなぎ上りに増えていった状況とも酷似している。


ジャカルタは、どこのフットサルコートも予約でいっぱい。人気の高さが伺える。

ジャカルタは、どこのフットサルコートも予約でいっぱい。人気の高さが伺える。


アジアにおけるフットサル普及の流れのなかで、日本の競技フットサルは、代表レベルでもクラブレベルでも、アジアNo1。前回のAFCフットサル選手権ベトナム2014では、フットサル日本代表(愛称・サムライファイブ)が2大会連続3度目の優勝。AFCフットサルクラブ選手権中国2014では、Fリーグの名古屋オーシャンズが通算2度目の優勝を飾っている。また、フットサル日本女子代表チーム(愛称・なでしこファイブ)も、アジア室内競技大会で3大会連続優勝を続けていて、文字通りアジア最強チームとなっている。

サッカーではその牙城が崩されつつあるいま、フットサルは日本サッカー界のなかで、アジアのトップとして君臨することのできる、最も可能性があるカテゴリなのだ。これはフットサルがサッカーに比べて、マーケットボリュームが小さいためともいえるが、逆にいえば、より少ない金額でアジアのマーケットに進出できる「割のいい」投資先であると考えることもできる。


東日本大震災で被災した浦安で市民の心の支えとなるバルドラールの選手たち。このような風景が東南アジアでも見られるようになる。

東日本大震災で被災した浦安で市民の心の支えとなるバルドラールの選手たち。このような風景が東南アジアでも見られるようになる。


この遠征の発表に際してFリーグの松崎康弘COOは、読売新聞の取材に対し「インドネシアだけではなく、他の国でもぜひやりたい」と語っており、これを契機にリーグを挙げてアジアへの展開を強めていきたい意向だ。

“Fリーグアジア戦略”とも呼べるこの取り組みの先陣を切ったのは、海浜都市・浦安をホームタウンとするバルドラールだった。バルドラール(Bardral)のチーム名称は、「Barco (スペイン語で『舟・船』)と日本からアジア、そして世界への飛躍する姿を天空に臨むイメージからDragon (スペイン語で『竜・龍』)を合わせた造語」としており、まさにチームビジョンに沿うものであったことが伺える。

設立から8シーズン目でアジアへ飛び出したフットサルFリーグ。この初の挑戦を追い、ツアー開催に至るまでの道のりを今後もお伝えしていきたい。

(アジアサッカー研究所/長谷川)