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2015年4月25日 | カンボジア

11月に日本代表を迎えるカンボジアの現在

6月から始まる2018年ロシアワールドカップのアジア2次予選。その組み合わせ抽選会が4月14日、マレーシア・クアラルンプールで行われた。

カンボジアはグループE。日本、シリア、アフガニスタン、シンガポールと同組となった。現地在住の日本人は11月に日本代表が来ると知り、期待に胸を膨らませている。しかし実際のところ心配される点もある。例えば会場。現在、試合会場になると予想されるオリンピックスタジアム(収容人数約5万人)は改修工事中で、人工芝への張り替えをしている。4月23日の段階では、40度に迫る気温の中、炎天下で人工芝に砂を撒く作業の様子が見受けられた。昨年12月の写真と比較すると着実に作業は進んでいるように見えるが、実際の所予定より大幅に遅れを取っているようで、この工事の影響で3月末に開幕が予定されていた国内のサッカーリーグも7月末に延期されてしまっている。

天然芝から人工芝への張り替えを進めているオリンピック競技場

天然芝から人工芝へ張り替えを進めているオリンピック競技場


また、チケットの販売経路に関しても整備されているとは言いがたく、協会がどういった方法でチケットを販売してくのかも気掛りである。3月12日に行われた1次予選のカンボジア対マカオの試合では、スポーツショップや試合会場でチケットが事前に販売されていたが、カテゴリーがメインスタンド・バックスタンド・ゴール裏の3つに分かれているのみで指定席などはなかった。さらに試合当日はセキュリティーの体制に甘い部分があり、実際の所スタジアムには収容人数を超える観客が観戦していたようにも見えた。クリーンで安全な運営をしていくために課題は多いようだ。

DSCN6703しかし、カンボジア国民のワールドカップへの関心という点では大きな盛り上がりが予想される。前述した1次予選の試合には約8千人のサポーターたちがプノンペン市内のスタジアムに観戦に訪れた。赤と青色で埋めつくされた客席からは試合開始直後からウェーブを起こす動きとともに大きな歓声が響き渡っていた。結果は3-0と大勝し、この勢いとともに代表チームのサポーターも増えていくことが期待される。

カンボジア対日本の試合は9月3日(ホーム:日本)と11月17日(ホーム:カンボジア)で行われる予定。

カンボジアのFIFAランキングは179位。日本との対戦成績は0分2敗。最終予選には8グループの最上位チームおよび、2位チームの中から成績上位4チームの計12チームが進む。また、日本人の小原一典氏がカンボジア代表監督代行に就任したことも話題になっている。

(アジアサッカー研究所/新藤)