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2016年2月17日 | カンボジア

カンボジアリーグ開幕へ 日系クラブチーム「カンボジアンタイガーFC」の展望

写真 2015-06-16 18 24 442月19日、2016シーズンのメトフォンカンボジアリーグが開幕する。昨年はカンボジア代表チームが史上初めてワールドカップアジア2次予選に進出し、日本代表はじめ、アジアの強国との対戦が実現した。また、クラブチームではボンケット・アンコールFCがトヨタ・メコンクラブ・チャンピオンズシップで準優勝するなど、カンボジアサッカー界にとって2015年は躍進の年だった。

そして、年が明けてもその勢いは止まらず、1月にカンボジアリーグ選抜チームがブリーラム、ムアントンというタイプレミアリーグの1、2位と親善試合を行ない、2試合とも勝利。プノンペンの街中を歩くと、カンボジア代表はじめ、前述のボンケットやプノンペン・クラウンFCのユニフォームを着ている人を多く見かける。今、カンボジア国内でサッカーはひとつのムーブメントとなりつつある。

一方、国内リーグはというとビルドブライトユニバーシティFCとキリボンが資金難の為、今季のリーグ参戦を辞退し、参加チームが昨年の12から10チームに減少。(一昨年、カンボジアリーグに参加していたアルビレックス新潟プノンペンも一昨年シーズン末に脱退している)また、昨年行なわれたリーグ戦の上位4チームが参加できるプレーオフも開催されないことに決まった。

昨年からカンボジアリーグに参戦している日系クラブ・カンボジアンタイガーFCは、現在リーグ2連覇中のプノンペン・クラウンFCを迎える。

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カンボジアンタイガーFCといえば、ハーフタイムでのイベントや公式ニコニコチャンネル(http://ch.nicovideo.jp/cambodian-tiger)での試合生中継やトーク番組の実施、さらにはアビスパ福岡U-18を招いて国際親善試合を行なうなど、どれもこれまでのカンボジアサッカー界では決して見ることのできなかったユニークな試みを実現したとして昨年度、注目を浴びたクラブである。

チームは今季、新たに6選手(カンボジア人選手4人、日本人選手2人)とカンボジア人コーチが加入。ナーガ・ワールドFC(昨季プレーオフ準優勝)からカンボジア代表経験のあるGKセイハー、DFティニー、DFオムの3選手を獲得するなど、主に課題だった守備陣を中心に補強。攻撃陣はカターレ富山から新加入したFW村松知輝選手がチーム合流後、全ての練習試合で得点するなどここまで期待通りの活躍を見せている。(4試合6得点)

他にも攻撃的な選手としてAEUからMFボウ選手、ウエスタンFCからFW定國智之選手を獲得し、攻撃、守備共にバリエーション豊富な戦い方を目指す。コーチとしては元U-19カンボジア代表監督でカンボジア人のジーワンコーチを招き体制として厚みを増した。

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※左からGKセイハー、DFティニー、FW村松、木原監督、MFボウ、DFオム


木原監督兼選手は、「去年の上位チームと比較するとやはり失点が多かったのでディフェンス陣を中心に補強しました。現在練習試合では全選手を出場させて試していますが、新加入選手が既に目に見える結果を残しているので、今回の補強が今シーズンの順位に良い影響を与える事は間違いないと思います。今季はチーム全員気持ちを1つにして昨年果たせなかったリーグ優勝目指しています。」と意気込みを見せた。

2月19日の開幕戦の対戦相手である強豪プノンペン・クラウンFCとアウェイでの難しい試合になるが、昨季1度も勝てなかった相手(1分3敗)に勝利することができれば波に乗れるだろう。

(アジアサッカー研究所/四方)