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2016年5月5日 | インドネシア

No Football, No Life インドネシアで新リーグが開幕!

FIFA(国際サッカー連盟)による活動停止処分中のインドネシアにおいて、4月29日にサッカーの新リーグTORABIKA SOCCER CHAMPIONSHIP 2016が開幕した。


新リーグ開幕を伝える地元紙「KOMPAS」


2015年4月、インドネシアサッカー連盟会長選挙に端を発したインドネシア政府のサッカー連盟への介入、その後のFIFAによる国際的な活動停止処分を経て、インドネシアのサッカーはほぼ停止状態にあった。


最も人気なスポーツであるサッカーを政治的理由で国民から取り上げることは政治への不満を募らせることとも同義で、インドネシア政府はこれまで、そうした危険を回避するある意味“ガス抜き措置”として、インドネシア大統領の名を冠した『プレジデントカップ』を開催するなど対処していた。


新リーグは18チームによる総当たりで、8ヶ月間にわたり合計306試合を実施する。優勝と準優勝チームには約5千万円の賞金が支払われる。オフィシャルスポンサーとして飲料全般を扱うTORABIKA(コーヒーが有名)が冠につき、試合はほぼ全試合がSCTVで中継される。


非常に整備されたリーグではあるが、このリーグはまだ、1国1リーグの原則に則るサッカー連盟から認められるオフィシャルリーグではない。たとえ優勝してもAFCチャンピオンズリーグの出場権は得られない。しかし既存リーグの無期延期により、選手を抱えきれずクラブが活動停止したり、育成年代の質の低下に頭を抱えたりしていた現場からしてみれば救いのリーグで、大好きなサッカーを取り上げられてしまったクラブのファンにとってもまた同様だ。


混乱したサッカー現場からの自浄作用として立ち上げられた新リーグの関係者は、このリーグをFIFA制裁解決後のオフィシャルなリーグとして繋げていきたい考えだ。


○TORABIKA SOCCER CHAMPIONSHIP 2016参加チーム


AREMA CRONUS FC

BALI UNITED

PS BARITO PUTERA

BHAYANGKARA SURABAYA UNITED

MADURA UNITED

MITRA KUKAR

PERSEGRES

PERSELA LAMONGAN

PERSIB BANDUNG

PERSIJA JAKARTA

PERSERU SERUI

PERIPURA JAYAPURA

PERSIBA BALIPAPAN

PS TNI

PSM MAKASSAR

PUSAMANIA BORNEO FC

SEMEN PADANG FC

SRIWIJAYA FC


近日中のFIFA制裁解除も囁かれるインドネシアサッカー連盟(PSSI)。クリーンなリーグを作れるか。

近日中のFIFA制裁解除も囁かれるインドネシアサッカー連盟(PSSI)。クリーンなリーグを作れるか。


(アジアサッカー研究所/長谷川)