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2017年9月22日 | 日本

北海道で第1回アジア交流少年サッカー士別大会が開催

8月6日から8日にかけて、北海道士別市にて「第1回アジア交流少年サッカー士別大会」が開催された。海外からはベトナムと台湾から小学生年代の子どもたち及びそのコーチなどが参加し、地元側は士別市や近隣のチームに加え、愛知県みよし市、静岡県裾野市のクラブなど、合計13チームが参加した。

ベトナムから参加した「アミティエ・スポーツクラブ」の代表・北口遥基氏が士別市出身ということもあって、この企画が持ち上がった。結果的に自治体や地元企業の協力を得ることができ、士別市との交流がある台湾の子どもたちも参加することが決まり、大会の実現に至った。

大会では、単にサッカー競技だけを行うものではなく、子どもたちが国際交流や異国の地で新しいことに触れる機会を通じて、人としての幅を広げ成長することに特に主眼を置いたという。例えば、各国の子どもたちを国籍バラバラにして特別チームを組み、言葉も伝わらない中で、チーム内に大人のコーチも置かず、子どもたちの自主性を育む仕掛けが施された。



また、農業体験やネイチャーゲームなどを通じて、北海道の大自然を教育的に感じられるような企画や、お寺で宿泊し規律ある生活をするなかで、子どもの自立性を高めるような機会も設けられた。さらには、多くのアスリートの合宿の地として名を馳せる「合宿の里しべつ」として提供する食事メニューなどに関する意見交換会なども行われた。札幌市に移動してからは、北海道コンサドーレ札幌の協力もあり、J1リーグ「コンサドーレ札幌対横浜Fマリノス」の試合観戦や、札幌ドーム見学を行い、海外の子どもたちにはまたとない機会となった。




北口氏は「ベトナムや台湾の子どもたちにとって、すごく貴重な異文化体験となったと思っています。こうした機会を通じて、スポーツの教育的な価値が高まることにも繋がるといいですね。今回は、ベトナムや台湾の子どもたちだけではなく、日本の子どもたち、また、私も含めて、関係する大人たちにとってもよい体験ができたのではないかと感じています」と語った。

大会関係者は、今回のイベントを一過性のものにせず、今回の反省点を次に活かし、今後も継続的に実施できるようにしていきたいと意欲を示している。



四方 健太郎(よも けんたろう)
立教大学を卒業後、アクセンチュア株式会社の東京事務所にて、主に通信・ハイテク産業の業務改革・ITシステム構築に従事。2006年より中国に業務拠点を移し、大中華圏の日系企業に対すコンサルティング業務にあたる。2008年に独立後、1年かけてサッカーワールドカップ2010年大会に出場する32カ国を巡る「世界一蹴の旅」を遂行し、同名の書籍(双葉社)および、『世界はジャパンをどう見たか?』(経済界社)を上梓。現在、東南アジアやインドでグローバル人材育成のための海外研修事業に従事。現在はシンガポール在住。アジアサッカー研究所所長。東南アジアを中心としたサッカーニュースの配信や翻訳・PR、サッカー・フットサルチームの海外コーディネーション事業を営んでいる。