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2014年12月22日 | インドネシア

J2札幌、甲府からインドネシア代表イルファンを獲得

(c) J’s Goal

J2のコンサドーレ札幌がJ1のヴァンフォーレ甲府からインドネシア代表のイルファン・バフディムを獲得することが分かった。イルファンは2014年に甲府に移籍し、インドネシア初のJリーガーとなったことで話題になった選手。自身のツイッターアカウントは400万のフォロワーを抱えるなど人気の選手。日本以外ではオランダやタイでのプレー経験もある。

札幌は、昨年加入していたベトナムのスーパースター、レ・コン・ビンや今シーズン契約していたインドネシア人ステファノに続く3人目の東南アジア選手との契約。現地で超人気の選手を獲得することにより、戦力としてのチーム力の強化のみならず、マーケティング上のメリットも視野にいれている。

雪の降らない地域である東南アジアにおける「Hokkaido(北海道)」の知名度は抜群で、観光地としてだけでなく、食品や商材の原産としても人気が高い。札幌にとっては、2億人を超える人口を抱えるインドネシアからの注目を高め、支援を受けている自治体や地元スポンサーの露出アップを図り、チームの価値を高める狙いがあることが推測される。

昨年、小野伸二を獲得し、このオフ期間には同じゴールデンエイジの稲本の獲得を発表した札幌。J2という限られた予算の中で、戦力として、また国内外の人気の高い選手を獲得し、J1昇格のための準備・定着を進めている。

一方、イルファンは甲府在籍中の2014年シーズン中、ナビスコ杯と天皇杯にそれぞれ1試合ずつ出場しただけに留まり、リーグ戦(J1)ではプレーできなかった。今回移籍する札幌はJ2に所属するということもあり、イルファンがリーグ戦でも戦力として出場する機会は増えることが予測される。

甲府に移籍した際の山梨県職員との写真 / (c) J’s Goal

同様に東南アジアマーケットを狙うガンバ大阪に加え、このような事例は今後も増えてくることが推測される。特に東南アジアでもっとも多くの人口を抱えるインドネシアは注目度が高い。

日本ではまだまだ知名度が高くないが、かつてセリエAジェノアに移籍したカズや、ペルージャの中田英寿、最近だとドルトムントやマンチェスターユナイテッドの香川真司の事例の逆のケースと考えれば分かりやすいだろう。

いずれにしてもこのような選手たちが戦力として活躍することが成功事例を作り上げる基礎となることは間違いない。

(アジアサッカー研究所/四方)