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2016年11月25日 | シンガポール
業務提供契約を結んだ松本山雅FCの加藤善之副社長兼GM(写真左)とゲイラン・インタナショナルFCのベン・テン会長(Photo by Leo Shengwei)
シンガポールSリーグのゲイラン・インターナショナルFC(GIFC)は11月23日、J2リーグ松本山雅FCとの業務提携契約に調印した。両クラブ間で経営やチーム強化に関する知識や経験を共有し、両クラブの発展とシンガポールと日本のサッカーのさらなる普及を目指すとともに、サッカーを通じて両国の国際交流を深めることを目的としており、両クラブ間での選手やコーチの派遣も含まれている。
調印式の会場となった「ザ・フローティング・プラットフォーム」では、子どもたちを対象にしたサッカークリニックも行われた(Photo by Leo Shengwei)
GIFCのベン・テン会長は、来季に向けて松本からの選手獲得を目指して交渉中であることも明らかにしており、「来季は我々にとって非常に重要なシーズンであり、そのためにも松本から選手を獲得できることを望んでいる。チームのパフォーマンスを向上させてくれるだけでなく、ほかの選手たちが松本の選手から直に学ぶこともできるだろう」と期待を込める。
松本の加藤善之副社長兼GMは、「GIFCという信頼できるパートナーを通じて、お互いの国で社会貢献につなげるることが一番重要」と述べたうえで、「シンガポールの方々が英国プレミアリーグが大好きなのは知っているが、我々が当地を頻繁に訪れることで名前を知られるようになり、Jリーグをシンガポールにより一層紹介できるようになれば」と、Jリーグの知名度向上にもつなげたいとの意欲を示した。
調印式の会場となったのは、マリーナベイサンズやマーライオンを見渡す多目的海上スタジアム「ザ・フローティング・プラットフォーム」。調印式の後には、7~12歳の子どもたち80人以上を対象にしたサッカークリニックも開催され、GIFCの選手と両クラブのコーチが指導を行った。
今回の業務提携は、精密機器メーカー「エプソン」が両チームのメインスポンサーを務めていることから実現したもの。エプソンはシンガポールサッカー協会(FAS)のスポンサーも務めていることから、今年3月には松本のユースチームのコーチがシンガポールを訪れてアンダー世代の選手に指導を行ったほか、シンガポールのサッカー少年を松本に招待するなど、松本とシンガポールの交流が進められていた。
(アジアサッカー研究所/安藤)