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2017年10月26日 | ベトナム

横浜F・マリノス、ベトナム・ホーチミンでサッカー教室を開催

10月15日(日)、ホーチミン市8区のスポーツセンターにて、「日本化成プレゼンツ・横浜F・マリノスサッカー教室inホーチミン2017」が開催された。このイベントは、J1横浜F・マリノスがオフィシャルパートナーである日本化成の協力のもと実施したもの。

横浜F・マリノス(横浜FM)からは、地域貢献事業「ふれあいサッカープロジェクト」の宮下幹生リーダー率いるコーチ陣がベトナムを訪問し、集まった約100人の地元サッカー少年と交流した。参加者は、タンロンFC、Futsal For All、越日サッカーセンター(VJSS)など、いずれも現地では名の知られたサッカースクールの生徒たち。

マリノスのコーチ陣は、高いテクニックを披露したり、英語やボディランゲージなどでコミュニケーションを取ったりしながら、子供たちにサッカーの楽しさを伝え、イベントの最後には、マリノスおよび現地スクールコーチの混成チームと子供たちによるフレンドリーマッチも行われた。横浜FMは、これまでに全日空(ANA)とのコラボ企画として、東南アジアのタイやベトナム、ミャンマー、インドネシアなどでサッカー教室を実施してきたが、日本化成プレゼンツとしては、今回が初めての開催。建材メーカー大手の日本化成は、経済発展著しく、建設ラッシュが続いているベトナムへの進出を検討しており、当地で国民的スポーツとされるサッカーを通じた地域貢献活動として、このイベントに協力した。


なお、当日は現地の日系メディアだけでなく、ベトナムの大手サッカーメディア「Bongda」やニュースサイト「Doisong」の記者らも来て活動を取材。訪越した横浜F・マリノス事業統括本部法人事業部の黒川祐リーダーはイベント終了後、記者らの取材に対して、「われわれは、本日行ったようなサッカー教室を年間1000回開催しています。ベトナムの子供たちはテクニックがあって、高いポテンシャルを秘めているという印象を受けました。できれば、現地のサッカー連盟やクラブと協力し、今後も継続してベトナム国内での地域貢献活動を続けていきたいと思います」と語った。

ベトナムでは、横浜を本拠地とするサッカークラブというと、昨年まで“ベトナムのピルロ”こと同国代表MFグエン・トゥアン・アイン(同国1部ホアン・アイン・ザライ所属)が期限付き移籍で在籍したJ2横浜FCのほうが知られているが、今回の活動を通して、横浜F・マリノスの名前も僅かながらではあるが、認知されたことだろう。



宇佐美 淳
1981年生まれ、愛知県出身、ベトナム・ホーチミン在住の翻訳家兼ライター。2005年にベトナムに渡り、5年間日本語教師として語学センターや大学で教壇に立った後、2011年にベトナム情報配信サイトの運営会社に就職して編集長を務め、2014年に退社。在職中の2013年にベトナムサッカーの専門サイト「ベトナムフットボールダイジェスト」を立ち上げ、現在も個人で運営を続ける。